◆高校に進学したい、中学1年生 (※ 大学進学は、考えていない)

 1日の最低勉強時間


 

この場合、最低時間数は「1時間」となります。

 

部活などで忙しくても、

このくらいは確保しましょう。

 

なぜなら、“自宅学習がゼロ”では、

 

入試の「英語」と「数学」で、

まったく得点できないからです。

 

以下は、最低時間数「1時間」の内訳です。

 

 

■英語は、「スペリング練習」が必須 

 (英語:30分~)

 

筆記テストでは、

 

単語のスペリングを間違えば、

そのぶん減点されてしまいます。

 

「答えはグッド・モーニング」と分かっても、

 

morning と書けなければ、

得点にはなりません。

 

中学3年間で、約500種類の単語を習うので、

 

高校に入学するには、

 

書けなくてはならない単語が

「500種類」あることになります。

 

中1だけでも、その3分の1が登場しますから、

 

新出単語が出てくるたびに、

スペリング練習をしましょう。

 

また、スペリングだけで

得点が取れるわけではないので、

 

「学校配布の問題集」か、

塾などの「教科書準拠」ワークも使用し、

 

テスト形式の練習を繰り返しましょう。

 

こうしたトレーニングに、

毎日30分は必要となります。

 

 

■数学は、問題集の“繰り返し”が必須 

 (数学:30分~)

 

入試に合格したいなら、

 

問題が単に「解ける」だけでは、足りません。

 

“時間内に”、かつ“正確に”

解けなくてはいけないからです。

 

「見た瞬間に」すばやく解けるまで、

 

同じ問題を繰り返して初めて、

合格レベルになることを意識しましょう。

 

(授業は理解できているのに、

 テストでは点が取れない…

 

 そんなお子さんは、ほぼ100%、

 「繰り返し練習の不足」が原因です。)

 

こちらも、「学校配布の問題集」か

塾などの「教科書準拠」ワークを使用し、

 

テスト形式で練習することになるので、

 

毎日30分は必要となります。

 

 

■上記はあくまで「最低時間数」

 

英数は“積み上げ科目”ですから、

 

苦手な単元のある2、3年生は、

既習事項を、復習する必要もあります。

 

ですから、学年ごとに、

 

英数の学習時間を、

最低15分~30分ずつ、増やしましょう。

 

(※ また、3年生は、

   国語・理科・社会の学習も必須となります。)

 

 

◆大学進学を考えている場合

 

中学時点の模試で「偏差値55以上」でなければ、

大学への入学は、かなり困難です。

 

(※ 有名大学の場合です。)

 

ですから、大学進学まで考えるかたは、

 

「何時間」という時間数にとらわれずに、むしろ、

 

「北辰テストで、偏差値55を取れるまで」という、

“成績の数値”の方を意識しましょう。

 

このように、

 

学年や目標によって、

学習の仕方が変わることを意識すれば、

 

おのずと良い結果につながってくるはずです。

 

 

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